黄楊諫美– tag –
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Len*Ren
イメージカラー
「先輩、バレンタインで俺が言ったこと覚えてる?」 この一言で、先輩の顔はみるみる内に赤くなった。反応から覚えていることが予想できるが、どうしても彼女の口から言わせたくなる。先輩は俺から視線を外し、躊躇いがちに口を開く。 「覚えてるよ。チョ... -
Len*Ren
強引
ドクン、と一つ大きく心臓が跳ねた。右手首に加わった強い力。そして、あと数センチで触れてしまうほど縮まった互いの唇の距離。射抜くような彼の視線にとらわれた私は、瞬きするのも忘れて彼の言葉を聞いた。 「先輩、俺の性別わかってる?」 そんな聞か... -
Len*Ren
ねがいごと
「いつも私ばかりが会いたがってるから、諫美くんはどうなのかなって」 桜が舞う風景の中でぽつりと有羽が呟く。 満開を少し過ぎてしまったが桜の花見をしようと近所の公園に二人で来ていた。 青空に桜と散り行く花びらが映えてなかなかに素敵な風景だ...
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