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契りの果ては
「かーごーめ かーごーめ かーごのなーかの とーりーは いーついーつ でーあーう……」 侍が河原に腰を落とし、懐かしむような哀しむような気を纏いながらゆっくりと唄っていた。 傍らで草を踏む音が鳴り、続いてまだ幼さを残した少年の声が降り注いだ。 ... -
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15個のカノジョ
僕たちは二人で一人の作家であり クリエイターであり エンターテイナーだ 僕が目を瞬かせて見つめれば、彼女はまばたき一つせずにじっと見つめる 僕がぼーっと空を見上げれば、彼女はじっくりと現実を見る 僕が小さなことに感動すれば、彼女はそれらを当然... -
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廃棄処分にして下さい。
私は、欠陥品だった。 欠陥品というと聞こえは悪いが、ある一定の水準までは達しているが、まだ改善の余地ありと判断されるレベルのものだ。 私は、人との触れ合いが激減し、その感覚や感情を認識させることを目的として造られたロボットだった。 私は、ロ... -
Chapter 1
18.自らの意志でそうなるのと、強制的にそうなるのとでは全然違うんだ|牙白(ガラ)
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Chapter 1
17.「流天か?」|智孝
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Chapter 1
16.この人は一体何を言ってるの?|有羽
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Chapter 1
15.「ねえ、俺たちハメられたんじゃない?」|牙白(ガラ)
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Chapter 1
14.なんというか、出来過ぎてるね|智孝
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Chapter 1
13.勝利の女神は必要でしょ|有羽
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Chapter 1
12.ですよね? 先生|聖