女性主人公– tag –
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ONE SCENE STORY
第1話 きっかけは「続きが読みたい」だった
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これからあなたを騙します
【僕は誰?】 1.7月2日 相野たける 僕のクラスに、ひときわ存在感を放つ女子がいた。 とはいっても、騒がしいわけでもとびきり美人というわけでもない。どちらかというと大人しく、友達の話を静かに微笑みながら聞いているタイプだ。体育の授業でいい成... -
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私は『悪』になる
「ヴィル様、いつも楽しそうですね」 少女が言った。 ヴィルと呼ばれた男は、少女の言葉に対してなのか、はたまた目の前にある一畳ほどの鏡に映るものを見てなのか、不敵に笑う。 「私の正義は彼らのそれとは正反対だからね。正反対のもの同士がぶつかると... -
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廃棄処分にして下さい。
私は、欠陥品だった。 欠陥品というと聞こえは悪いが、ある一定の水準までは達しているが、まだ改善の余地ありと判断されるレベルのものだ。 私は、人との触れ合いが激減し、その感覚や感情を認識させることを目的として造られたロボットだった。 私は、ロ... -
Chapter 1
16.この人は一体何を言ってるの?|有羽
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Chapter 1
13.勝利の女神は必要でしょ|有羽
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Chapter 1
06.泣いてる場合じゃない。何とかしなきゃ。|有羽
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Chapter 1
03.不安なのかもね|有羽
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Len*Ren
ウタニ ササゲル-Sakon’s side-
終業式も間近に迫った12月中旬。 部活で使用する雑多な資料を抱えた海白が立ち話をしていた。 「(…神谷くん)」 密かに想いを寄せている男性の姿を見つけて、彩の鼓動は早まる。 しかし普段通りの聖に比べ、少し深刻そうな表情を浮かべている晟の... -
Len*Ren
ウタニ ササゲル
文化祭も終わり、紅葉がちらほら見え始めた11月。私はお気に入りとなっている中庭に足を運んだ。休み時間や放課後にここを利用する生徒の数は、先週と比べてぐんと減っていた。すっかり肌寒くなったからなぁ……大きく息を吸った私の胸に冷たい空気が流...