もう答え言っちゃってますけどね(笑)
今日の戦隊「ジュウオウジャー」が永久保存版なくらい良かったので、記事を書かずにはいられませんでした。
今回の24話の他にも19話が次いで好きなんですけど、もう答え言ってしまったので、理由をこれから述べたいと思います。
脚本家は香村純子(こうむら じゅんこ)さん
私、この人の書くシナリオがすっごく好きです。
私と4歳しか違わないのに、すごい活躍。何やってんだ自分!と思ってしまいました(^^;
なんというか、コメディも笑いのツボが同じなのか、クスッとくるのが多いんです。
でも、それ以上に、心の問題をテーマにしているようなストーリーが、とても響きます。
いやー、今回の24話は、ぶっちゃけ泣きました。
で、何回観ても同じ所で泣く。大丈夫か?自分。
香村さんをネットで調べてみたところ(名前の読み方を知るため)
なんと!香村さんも戦隊ヒーローが大好物だということがわかりました!
さらっとしか読んでいなかったのですが、勤めていた所を辞めて、シナリオの学校に通い、その道の会社に入ったそうです。
やっぱり好きなことへの情熱ってすごいですね。
だから、ストーリーも面白いのかもしれません。花火のような響きが、心を打ちますよ。
19話「信じるのは誰」
敵のボスに洗脳されていた6人目のヒーロー──ザ・ワールドが、その呪縛から解き放たれ、仲間になるという話です。
で、キーワードがタイトルにあるように『誰を信じるか』ってことなんですよ。
ボスは、
「私は君のことを全てわかっているよ。君はただ、私を信じていればいい」
と言います。
でも大和(主人公・レッドの役名)くんは、
「俺たちは君のこと全然知らない。でも、これだけは言える。君は俺たちとは戦いたくないって思ってる。俺たちは、君を信じてる」
と言います。
結局、ザ・ワールドは大和くんの言葉と自分を信じ、解放されます。
同じ「信じる」という言葉。
でも、使い方次第で、こんなにも違うっていうことと、自分を信じることの強さを、この回では感じました。
24話「よみがえる記憶」
相手の記憶を具現化する力を持った、新たな敵バングレイ。
大和くんは小さい時にお母さんを亡くしているのですが、これにつけこんだバングレイは、お母さんを再現するんです。
この敵がですね、めっちゃ悪い奴なんですよ。現実にいそうな感じの残酷さ。
自分が悪いことしてる&人を傷つけてるという自覚がないタイプの、明るい悪人。
楽しいこと大好きな、悪い奴。
23話(この話の前の回)で、大和くんが
「一人で戦っているわけじゃない。皆とつながってる」
と言ったことに対し、
「あ、お前そういうタイプ?俺、そういう奴みると、イジメたくなっちゃうんだよね」
と、軽いノリで返すんですよ。
マジ、ちょー怖い。
それで、このこともあって、大和くんに思い知らせようとしたバングレイ(敵)は、お母さんを再現させるわけです。
で、遊びと称して、お母さんを殺しちゃうんです。大和くんの目の前で。
仲間が大和くんの元に駆けつけた時には、お母さんがちょうど斬られてしまい、怒った皆はヒーローとなって戦うんですね。
またバングレイが記憶から、敵を再現して戦わせ、自分は傷ついた大和くんをまた相手にしようとするわけです。
でもその時に、戦っている皆の姿を見て、バングレイは笑いながら、
「ただの記憶に振り回されてるだけじゃねーか。バリくだらねーw」
って言うんです。
それに大和くんが怒る。
「ただの記憶なんかじゃない、大事な思い出だ」と言った後に、
「お前が証明したんだよ。覚えている限り、ずっとつながってるって!俺の持ってるつながりは、お前には壊せない!!」
そして変身。バングレイに向かっていきます。
イーグル(大和くん変身後・浅井さん)が、いつもより荒っぽい戦い方で、すごく『怒り』が伝わりました。
マジで、痺れる。
私は、大和くんのセリフというよりも、お母さんのセリフで泣いちゃうんですけど。
お母さんが消える間際に
「もうちょっとお話ししたかったな」
って言うんですよ!
その後は「また会えて嬉しかった」とは言うんですけど、
お母さんの本音だと思うんです。
エキストラ(ちょい役)のお母さんも小さい女の子を抱きしめて
「幽霊でも嬉しい」
って言うんです。
いやー、やられました。
切ない。
最後に
そんなちょっとしたセリフだったり、言葉の見せ方が、香村さんは素晴らしい。
私はシナリオの書き方を学んでないけど、小説とは違った大変さ(表現の難しさ)は、絶対にあると思う。
というか、香村さんと他愛のない話でいいからしてみたい。
演じてみたい。(本音)
戦隊、ホントにすごく面白いから、もっともっと世に広めたいなぁ。
と、いうところで今回はこの辺で☆
おそ松さまでしたヾ(*´▽`*)マタネー♪