【スベらない話】あなたは公園に食卓塩を持っていったことはあるだろうか?

小学生の時──じっちゃまの家に住んでいたから多分3年生くらい。

ほぼ毎日、隣の公園へ『食卓塩』を持って出かけていた。

 

公園は遊びに行くものだって?

ノンノン。

おやつを食べに行ってたのである。

 

・・・ウチは決して貧乏ではない。

ただ、私が宇宙人だということだ。

 

 

◆◆◆

 

私は、男の子になりたかったこともあり、思考がだいぶ男子寄りに鍛えられている。

その探究心といったら、気になることがあれば即行動!周りのものが見えなくなるのだ。

 

ふと、地面の感触を知りたくなったら、その場で靴と靴下を脱ぎ捨て、土やらアスファルトやらの地面を裸足で飽きるまで歩いた。

小石があると痛いので、ガラスに気をつけて歩くようになる。

ここで、靴のありがたさとゴミを捨てたらこういうことが起きるということを学んだ。

 

身をもって知ると、その知識の幅は「ただ聞かされる」よりも圧倒的に奥深い。

 

と、偉そうに言っているが、ただ単に気になったからやってみただけである。

 

子供の時に鼻くそを食べたのも、塩加減がいい感じだったから。

子供は皆やるものだと思っていたが、『アナと雪の女王』で「男は鼻くそを食べる」と聞いて、二重のショックを受けた。

ばなやん
え?私、女子ですけど?
っていうか、その話を聞いた女子の反応ってそんな感じなの?
ちーーーん

こんな感じである。

 

◆◆◆

 

そんな探究心の塊である私が、なぜ食卓塩を持って公園へおやつを食べに行ったのか。

それは

鼻くそ以外で、いい塩梅(あんばい)の『食べ物』を見つけたから

である。

 

食卓塩を舐めた指にそのままつけて食べると、しょっぱすぎるのだ。

指に4~5粒くらいがちょうどいい。

 

そこで私は、舐めた指にちょうど良く食卓塩がつき、かつ一緒に食べても味覚が変わらないものを探していた。

穴があったら入れてみたいという本能をもつ男子のように、アリの巣を指でつついて入口をふさぐ実験をしていて閃いた。

 

相棒はこいつだ

 

その日から今度は『どの大きさの砂が、一番食卓塩に合うか』を、ほぼ毎日調べたのである。

塩よりも粒の小さい砂でないと、食感が気になる。
砂にかける塩の量も、何振りが適量か調べた。

 

これを、飽きるまでやった。

 

ある日、食卓塩を持って出かけるところを家族に目撃され、ついにバレた。

怒られるかと思いきや、ものすごく驚かれ笑われた。

 

人は、あまりにも驚くと次第に笑うものなのだと知った。

 

ただ、そろそろ飽きてきたこともあり、猫や犬の生理現象の名残=つまりうんこが調味料になっている危険性もあることから、止めた。

 

ここで止めたことは正解だった。

 

砂は食べ物ではない。

アサリを砂抜きするのは、食感だけの問題ではないのだ。

 

それを、身をもって知ったのである。

 

◆◆◆

 

あなたは大腸の先にある虫垂(ちゅうすい)を知っているだろうか?

そこが炎症すると、虫垂炎
つまり、『盲腸』である。

 

盲腸なんて言われてるけど、人間の体でいらないものなどない。

この盲腸には、アサリやシジミなどの貝類から摂取した砂が溜まるところなのだ。
恐らく。
でなければ、私のこの話にオチがつかない。

 

人の行動には、良くも悪くも必ず報いがある。

自分のした行動は、必ず自分に返ってくる。

 

同じことを2回言った。

 

私が砂に塩をかけて食べていたという行動も、当然結果が訪れる。

声優学校に通っていた15歳の夏の終わり。

私は『盲腸』で入院。
手術をしたのだが、この時に結果が目に見えて現れた。

 

砂を溜まりに溜めた私の盲腸は、人の3倍以上の長さになっていたのだ。

 

私はその頃三途の川を眺めていたので知らないが、母から聞いた。

 

シャーレからはみ出ているその『結果』に、執刀医の先生はホクホクしながら言ったそうな。

 

「ホルマリンに浸けといて」

 

 

 

最後に。

いかがでしたか? 作り話のような実話。

子供の頃鼻くそを食べていたのも、裸足で外を歩き回ったのも、砂に塩をかけて食べていたのも、全部本当のことです。

 

その当時は思わなかったけど、なかなか人がしないことをしていました。

 

だから私は、いつもと違うことや人と違うことをしても、世界が終わらないことを知っています。

 

自分の見ている世界は変わるけど、周りってほとんど変わりません。

 

 

私がなぜこのスベらない話をしたのか。

あなたはそれを聞いて何を感じたのか。

 

ただ、
砂に塩をかけて食べるなんてありえねー!
と思うか、
アナと雪の女王で衝撃を受ける部分はそこかよ!
と突っ込むか、
靴のありがたさを思い知ったのか、
身をもって知るということの大切さを学んだのか、
盲腸ってそうなんだーと思ったのか、
三途の川眺めたって何?とウズウズしてきたのかわかりません。

 

同じことを2回言った「自分のしてきた行動は、自分に返ってくる」が、今回のポイントだ!と鼻の穴を膨らませるのもありです。

 

この最後に。のクダリにヒントを見つける方もいるでしょう。

 

色んな何かを感じたと思います。

「何も感じない」も、感じたことです。

なぜ、何も感じなかったのか?を知ることができるから。

 

私は、あなたが感じた何かを大事にしてもらいたいなぁと思ってます。

 

……って偉そうにしてるけど、この記事の大半くだらないことしか言ってないからね!

 

今日も私の変態は天才レベルだ!!

わーはっはっはっはっ!!

 

ってことで、読んでくれて戦キューヾ(*´▽`*)マタネー♪

 

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ばなやんヒューマンディレクター / 声優小説家
「自分らしく楽しみながら日々を生きる」をテーマに文章を書いてます。笑顔があふれる世界にしたい。そんな想いをもつ人のちょっとしたきっかけになるといいな(灬╹ω╹灬)モキュ #40代シングルマザー #ゲームも大好き