教え方上手になるための必勝法。
それは、教え方が上手い人に、実際習うことです。
聞いて学んだり、イメージで学ぶのもある程度は吸収できますが、
人は経験したことでないと、それを人に伝えることはできません。
なので、「教え方がうまくなりたい」のなら、「教え方が上手い人に実際に教わる」他ないってことですね。
でも、まだ教え方が上手い人にあったことがないと思うのであれば、これをやると相手に伝わりやすい=教え方がうまくなるというコツを4つあげます。
自分はちゃんと教えたつもりなのに、部下が『なかなか覚えてくれない』『できていたことまでできなくなってしまった』となったら、自信がなくなりますよね?
教わる側も当然自信なんてもてないですし、教え方が下手な人に教わることって、苦痛以外のなにものでもないです。
この記事を読んでくれているあなたなら大丈夫かと思いますが、こんなことをすると教わっている側は『できなくなる』という理由もお伝えしますので、ぜひチェックしてみてください!
では、4つのコツです。
目次
教え方がうまくなる4つのポイント
- 人に教えるには、まず自分が『変態的にそれができるか』にかかっている!
- 百聞は一見にしかず!やってみせることが大事
- 危なくなければ間違っててもいいから止めないで!見せたことを実際にやってもらいましょう
- とにかく褒めろ!!失敗してもやり切らせろ!!
教える側の立場でよくやってしまいがちなことなのですが、
体育会系の技→見て学べ体術方式は、必要な時とそうでない時があります。
見て学べは必要。
男性の教え方も「見て学べ」が根本としてあるので(父の背中ってやつです)、男性が多く活躍する職場では、これはあって当たり前なことでもあります。
ただ、この体育会系の技を全てに盛り込むのは頂けません。お腹いっぱい、ごちそうさま。
この技はあくまでも過程にしましょう。
Point1:人に教えるには、まず自分が『変態的にそれができるか』にかかっている!
例えば、あなたは「泳げないから25m泳げるようになりたい」と思っています。
そこで、泳げるようになるためには、泳ぎ方を教えてもらわないといけません。
どちらの人に習いたいですか?
- 水泳の選手とまではいかないけど、25mは楽勝に泳げる人
- 息継ぎができないから15mくらいなら泳げる人
まあ、聞くまでもないですよね。
はい、ちゃんとできる人から教わりたいです。というか、できる人でないとお互い「どうしよう?」でお見合いするのがオチです。
だから最低限、教える人は「そのことが出来る人」でないといけません。
そして、そのことにおいて右に出るものはいない!ってなくらいできている(変態的に好き)だと、さらにいいです。
自信があるので、教わる側が安心をおぼえるからです。
Point2:百聞は一見にしかず!やってみせることが大事
体育会系の「見て学べ」方式ですね。これを教えるには、いくつかの考えることとポイントがあります。
教える事柄について、「どう説明するか?」「どの順番で見せていくか?」など、実際に自分が動いてシミュレーションをします。
イメージトレーニングでもやらないよりかはマシですが、想像だけではうまくいかないことの方が多いです。
なので、以下の5つの項目を考え終わったら、実際に動いてみましょう!
- その行動をとる意味・理由を説明できるように理解しておく
- 専門用語・具体例をわかりやすく説明できるように考える
- ざっと流す説明と、しっかりポイントを押さえる説明とでメリハリをつける
- 教える順番を決める
- その中でどこに引っかかりそうかを頭で考える(質問や疑問が出てきそうなところ)
ポイントは、教わる側と教える側の両方をやってみることです。
そうすると、教わる側の『引っかかる部分』が掴みやすくなります。
Point3:間違っててもいいから止めないで!見せたことを実際にやってもらいましょう
「見て学べ」は、ポイント2で終了です。
これをずーっと引きずると、一人で満足してしまってるイタイ人になってしまいます。
教える&トレーニングは、あなたが出来ることを見せるのが目的ではありません。
教わる人が出来るようになってもらうのが目的です。
どこまで理解できてるかを、見ましょう。
この時に教える側が見るポイントは、「なぜ引っかかったのか?」という原因です。
- 自分の説明に言葉が足りなかったのか?
- 説明が早すぎたのか?
- その人の不得意なことなのか?
次のフィードバックで話し合えるように、引っかかった部分をメモすることをオススメします。
その場で直すのはやめた方がいいです。とりあえずやりきることが大事。
自信につなげるためです。
Point4:とにかく褒めろ!!失敗してもやり切らせろ!!
ここで重要なのが、まず褒める!まず褒める。
「ここまではちゃんとできてる」と、きちんと言うことで、その人の自信につながります。
私がコンビニでスタッフトレーニングをしている時、その人の出来ている部分を褒めまくり、伸ばしていきました。
人には得意・不得意があります。あって当たり前。
出来ないことを出来るようにするよりも、出来ることを伸ばした方が結果よくなります。
レジ操作や品出し、発注が苦手な人でも、トイレ掃除は誰よりも丁寧に綺麗にできるのであれば、そこを褒めます。
次に新しく入ってくるスタッフに教えてもらいます。
そうすると、「任されて嬉しい」という気持ちが「自分はこのことに優れているんだ」と自信につながり、心に余裕ができるので、他のこともできるようになるんです。
自信をつけるって大事です。
人の信じる力は、想像以上にすごい。
逆に、信じられなくなると動けなくなります。怖いから。不安だから。
「自信」て「自分を信じる」ですよね?
それがないってことは、自分から動こうとは出来なくなりますよね?
だから、まずは褒めて下さい。
あなたは大丈夫ですよね!こんなことをすると教わっている側は、どんどん『できなくなります』
それは、失敗した時・できなかった時に、怒ってしまうことです。これはやめましょう。
ただでさえ出来なくて落ち込んでいるのに、怒ったら更に自信がなくなります。
そして、『やりきる』こともとても大事。
「やりきった」という自信につながるからです。
途中で止めちゃうと、失敗している状態だから褒めることも出来ないですよね。
やりきった場合、失敗を指摘する時も「全体的に通して出来ましたね!」と自信につながる言葉を付け加えることができるので、ぜひ「やりきらせて」下さい。
「出来てるけど、ここを直せばもっといい!」って言われた方が、私は気分がいいです。
そして、もう一つ重要なのが、「失敗した原因」について指摘するだけで、「その人自身」を批判しないようにしましょう。
失敗した部分を話し合い(予想した自分の原因とズレてないかを確認する)、もう一度やってみせ、やってもらいます。
これを、失敗した数だけ一つ一つクリアしていくといいですね。
こんな、教え方がくっそヘタな人とは関わりたくありませんよね?
あなたが教える側だとしても、以前は教わる側だったはずです。
子供時代はみんなそう。
教わる側の時、怒られてばかりでどんどん自信をなくし、最後にはできていたことまで出来なくなった経験てありませんか?
私はあります。
そんな時、出来ない自分を責めたりしていませんでしたか?
でも、違うんです。
できていたことまでできなくなるようだったら、間違いなく教える人の教え方が下手なだけです。
うんこレベルに教え方がヘタな人ってこんな人
自分の思い通りに人を動かそうとする人です。
男性と女性で多少の行動の違いはありますが、根っこは同じです。
こういう教え方がヘタな人たちを見ると、残念な人だなーと思ってしまいます。
最初は、みんな赤ちゃんなのに、それをわかってないんですよね。
体が成長してたって、初めての経験は皆赤ちゃんですよ。だって、まっさらですもん。
生まれてきた人間の赤ちゃんが10秒後に立って歩くなんてことないですよね?
「はーやっと出れたわー」なんて言葉を発しません。
泣いて、呼吸するのがやっと。それと同じなんですよね。
説明すれば、出来て当たり前じゃない。
説明したって、出来なくて当たり前なんです。
バカにしてるわけじゃなくて、できないと思って接すれば、できた時に「お、この人はここまで出来るんだ」と相手を認めたり褒めたりできますよね?
最初のハードルをうんと下げるっていうイメージです。
もう一つ、失敗に対して怒らないで済みます。
失敗しないと人は成長しません。
失敗することの重要性
失敗することって大事ですよね。もう、必須事項と言ってもいいくらい。
失敗すると、色々と考えますよね?あーでもないこーでもないと、脳みそフル回転です。
逆に失敗することなく無難に過ぎてしまうと、脳みそ使いません。
人が失敗するところもわかりません。だから共感もできない。
その時に失敗していれば教えてもらえたのに、今じゃ聞くことができない!となる可能性も高いです。
何度も言うけど、失敗は大事。
たくさん失敗して躓いてきた人は、今度教える側に立った時、すんげー教え方がうまくなります。
初めての人がつまづきやすいポイントをたくさん知ってるから、フォローもできるし共感もできる。
だから、教わる側にいる時は、思う存分失敗をしてください!
私がスタッフトレーナーとして勤めていたのも、たくさん失敗したからですよ。えっへん。
まとめ
一番いいのは、教え方が上手い人に実際教わること。
次にそのチャンスがない方へ4つのコツです。
- 人に教えるには、まず自分が『変態的にそれができるか』にかかっている!
- 百聞は一見にしかず!やってみせることが大事
- 危なくなければ間違っててもいいから止めないで!見せたことを実際にやってもらいましょう
- とにかく褒めろ!!失敗してもやり切らせろ!!
そして、この2点も必ず押さえておいてください。
- 失敗したことは怒らない
- 失敗となった原因を考えるだけで、その人を批判しない
ではでは、読んでくれてありがとうございました!