ばなやんの小説サイト|言葉の魔導士

やりたいことがわからない妹へ──自分のために生きるんだよ

以前、将来(というか今の状況や進路)について悩んでいた妹に向けて記事を書いたのですが、

やっぱり画面を通してだとほぼ伝わってないのだなぁと思いました。

対面で話しても伝わってない。どうしたらいいのだろう…。

 

今の妹の状態を傍から見てると、心配。

でもアドバイスしたところで、本人が気付こうとしなければ、結局は同じ所に行きついてしまう。

 

学校で学んで欲しいことは、私にとって5教科ではない。

生きる手段の一つとして5教科を学ぶのはいいんだけど、全てではない。

私にとっての5教科っていうのは、「お国の為によく働く&いい人材になるための方法」であって、自分の為としてはあれば便利っていう程度。

人が作ったルールに従って生きていかなければいけない部分での、有効となる手段の一つ。

 

学校生活で得られる大切なことっていうのは、5教科よりも友達が出来ることであったり、本当の意味での指導者(大切なことを教えてくれる大人)を見つけることだと思っています。

指導者は先生だけでなく、地域の人達や友達の家族などの大人から見つけるってことです。そう考えると、大人はたくさんいますよね。

先生だけに『指導者』役を押しつけるのは間違っていると思うし、自分にも子供たちを守る責任がある。

 

さて、ちょっと他人行儀になったけど、これは多くの大人たちに向けて言いたかったので、ここからは妹(You)に向けて。

心配してるけど、違うと思ったことは違うって言うよ。バカは余計だったと反省するけど、注意はするよ。ちょっと熱が入った。ごめん。

 

で、前にも言ったけど、自分のやりたいこととやりたくないことは、ホントに本気で考えなさい。

中途半端に考えるから、自分の嫌なところが見えて終わりになっちゃうの。

じゃあ、何でそこが嫌だと思ったのか、どういう時に嫌だと感じたのか、そういうのを徹底的に見つめるの。

そうすりゃいずれは底辺に辿り着くから、そこから這い上がればいいだけ。中途半端に見つめるから、いつまでたってもそこでうろうろしてるんだよ。

 

 

勇気をもって、自分の為に生きなさい

といっても、何を考えればいいのかわからないだろうから、私から質問。

1.一分一秒でも惜しいという勉強をして、それで何が得られるの?

2.人とのつながりや人の気持ちを忘れて勉強し、その先に何があるの?

 

難題だろうけど、今考えなさい。

またあとで質問ぶつけるんで、よろしく。

 

何でこんな質問したかっていうのを、これから言うね。

人としての感情を捨ててまで勉強をします。一分一秒を惜しんでね。

 

満身創痍で合格出来たとします。

苦しい状態から抜け出せたけど、ボロボロになってます。さあ、次にどんな行動に移れますか?

足の届かない深いプールで溺れながらも必死で泳ぎ、やっとプールサイドに手が着きました。息するのもやっとの状態です。プールから上がれる体力もほぼありません。

でも、ここからプールから出て、目を洗ったり、シャワーをしたり、着替えたりしなきゃいけません。

私にはね、心がそんな状態になりそうだから心配なの。

 

次に合格できなかったら?

Youの性格を考えると「こんなに頑張ったのに出来なかった自分が許せない!」となって、自分を責めまくると思う。

それが目に見えてわかるし、そうなるのがイヤ。

 

別に苦労するのはいいのよ。自分が納得している苦労ならね。

やりきった!頑張った!よし、じゃあ次!

というように、努力を自分の財産として捉えられる人ならいいんだよ。でも、Youはそうじゃない。

 

だから、そんなに苦しいならやめちゃいなって言ってる。

 

私はね、できなくても失敗しても、途中でやめてもいいと思ってる。

周り(私や母ちゃん以外)から「根性無し」とか言われることもある。

「高い学費払って、もったいない」とか、「もう少し頑張ったら?」とか。

 

でも、Youは誰のために生きてるの?って話よ。

その仕事がしたいのは何でなの?をもっとちゃんと考えな。

 

親がやりなよって言ったから?

安定してる仕事だから?安定してる仕事って何?心が安定する仕事なの?

違うよね、きっと。

 

お金は必要。自分が思う快適な生活を送るなら必要不可欠。

でも、お金のために働くのは違うと思うんだよね。

自分の心を豊かにするために働く。

つまり、自分のやりたいことを仕事にするってことだよね。

だから、ちゃんと考えなさい・自分のために生きなさいって言ってるの。

 

 

親孝行は、全ての人が完了している

「ごめんなさい」と「ありがとう」が言えることの方がずっと大事

できなかったら、途中でやめたら。

そのことでお世話になった人達に「ごめんなさい」でいいの。

極論言っちゃえば、それ以外ないの。

 

ちゃんと謝って、それでもぐっちゃらぐっちゃら言ってくる人は、そういう人なんだってことだし、

きっとその人の中で「出来ないこと」や「やめたいこと」があるんだと思う。

でも、自分にはそれをやめるってことが出来ないから、できる人に対して「ズルイ!」ってブーブー言ってるだけ。言わせておけばいい。放置。

 

「ツラくてもやるんだよ」

「我慢しながら働くのが仕事なんだよ」

「親を楽にさせたいから働くんだ」

 

母ちゃんも言ってたと思うけど、やめたきゃやめていいんだよ。

母ちゃんも今、一人というか入院生活が嫌だから言いやすいYouに言ったり、小さなきっかけが大きなケンカにつながっちゃうだけだから、ケンカになったら自分が悪かった所は反省して、傷ついたことは傷ついたって言って終わりにしな。

 

んでね、親のために働くっていうのは、ものすごくいいことをしてるように見えるけど、そんなことはしなくていいんだからね。

私が親の立場として言う。

子供は、親のために働かなくていい

 

親孝行?もう皆既にしてることだからいいんだよ。

感謝の気持ちを忘れなければ、それでいい。

 

子供の役目(親孝行)は、ママのお腹に命を宿した時点で果たしてるものなの。

身をもって命の存在を伝えただけで十分。すごいことなんだから。

その命(親孝行)についてどう考えるかは、親(その人自身)の問題。

 

命について考えるっていうのは、人として生きる上で必要なことだと思ってるのね。

そんな必要なことに気付かせてくれるっていうのは、すごく大きな役目。

それを果たした上に、更に何を望むの?
一生懸命「生きてる!」ってなってくれれば、それでいいじゃん。

 

 

自分のために生きないと歪みができる

誰かのために生きてると思っていると、いつか歪みが割れて修復するのにものすごい時間と力が必要になってくる。

「あなたがこうしろって言ったから」

「誰のために働いてるんだ」

「自分はこんなにやってるのに、あの人は…」

 

ぜーんぶ、人のせい。

人のために生きてると思ってるから、こんな考えになる。

自分のために生きていれば、よっぽどのことでない限り、人のせいにしない。

 

え?だって、自分でそうするって決めたんだよね?って感じよ。

この人がこう言ったからって、じゃあ、その人が死ねって言ったら死ぬのかって話よ。極論だけど。

でも私には「こういう風に生きなさい。私の言う通りにしなさい」と言ってる大人は、その人に死ねって言っているのと同じだと思う。

お互いに意見を出し合って、折り合いをつけていくのと全然違うからね。

 

あとは、自分のためにというか、自分が感じたことをちゃんと認識していないと、感情が鈍くなったり違うこととして捉えるようになってくるよ。

本当は悲しいのに、悲しくなんかない!って思い続けてると、本当に悲しくなくなってくる。

だから、人が悲しいっていうのも、わからなくなってくる。こんなことしたら相手は悲しむっていうのが、わからなくなってくるんだよ。

めっちゃ怖くない?

 

悲しいだけじゃなくて他の感情もそうだし、五感(見る・聞く・嗅ぐ・触る・味わう)も鈍くなる。

そうなっちゃうと、何のために生きてるんだろう?とか、ただ肉体が存在しているだけみたいになってくる。

 

私はね、もうぶっちゃけて言っちゃうけど、そういう感じになったことがあるの。

そんな苦しい思いはさせたくない。

私は生きてるけど、死んじゃったらヤダ。

 

自分の気持ちを見つめるっていうことは、自分にしかできないことだから、ここはもうYouに任せる。やって欲しいけど。

見つめてる内に、なんか感覚がわからないとか、なんだかよくわからないってなったら、人に(私でもいい)頼りなさい。

あと、友達は一緒にいて気持ちのいい人にした方がいいよ。

 

 

自分の気持ちを見つめる方法

これは、人によって違うと思うけど、私が実際にやったことを教えるね。

 

思ったこと(愚痴でも文句でも、楽しいことでも)何でも紙に書きなぐる。勢いで書く感じ。

電子機器ではなく、紙にペン(鉛筆などの筆記具)で書くんだよ。

手で書くというのがポイントだから。

 

その紙をビリビリに破いてもいいし、とっておいてもいい。とにかく書け!!

書いて、今、自分がどんなことを思っているのか、感じているのかを把握するんだよ。

 

ちなみに、私は母ちゃんやオヤジに対する不満や文句はビリビリにした。

わざと残しておいたノートもあったけど、ある日突然「もういらない」と燃やせるゴミに出しました(笑)

 

ここは必要だと思うことだから、あえて言う。

頑張れ!!!

 

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ABOUT US
ばなやんヒューマンディレクター / 声優小説家
「自分らしく楽しみながら日々を生きる」をテーマに文章を書いてます。笑顔があふれる世界にしたい。そんな想いをもつ人のちょっとしたきっかけになるといいな(灬╹ω╹灬)モキュ #40代シングルマザー #ゲームも大好き