ステップ3と5にも書きましたが、『自分のしたことは、必ず自分に返ってくる』と私は思っています。
いいことも悪いことも。
行動も感情も。
なので、「してもらって嬉しいことは、どんどん自分からやる」ようにして、「されて嫌なことはしない。嫌だと伝える」ことをなるべく心がけていきましょう!
目次
自分が人に向けた感情や行動は、いずれ自分に返ってくる
あなたは「情けは人の為ならず」ということわざを、一度は聞いたことがあると思います。
ものすごく平たく言うと、「いいことをすれば、巡り巡って自分にかえってくるよ」という意味です。
しかし、私はこちらの解釈を少し変えています。
『情け』とは『感情』の『情』でもありますよね?
ということは、
「いい感情も悪い感情も、いずれは自分にかえってくる」
とも考えられます。
「この人スゲーーー!!」と、たくさんの人を尊敬すると、やがては自分がたくさんの人から尊敬されるようになります。
反対に、「こいつクソすぎて使えねー」なんてことを誰かに思ってしまったら、自分も誰かにそう思われてしまうってことです。
ですので、
- 自分がされて嬉しいことを人にする
- 自分がそれをして気持ちのいいことをする
ようにしましょう。
そうすれば、自分がやりたいことをしているにも関わらず、後に人からもされるというダブルで嬉しいことが起こります。
サイレントクレーマーは損しかないから、やめた方がいい
「何かしてもらいたいことがあった」「ちょっと嫌な思いをした」
という時は、相手に伝えた方がいいです。
でも、ただ単に怒りをぶつけるのではなく、「こうしてくれたら嬉しい」や「こうだったから嫌だった」というように、根拠を伝え、自分も悪いところがあればそれを認めます。
例えば、私の最近起きたことをお話します。
バスの事故(事故とも言えない事故ですが)に遭い、その保険の手続きの書類が送られてきました。
一度は目を通したのですが、通院していなかったため、自分はそれに該当しないと思いそのまま放置してしまったのです。
一ヶ月半以上経ってから、その保険会社から連絡がきました。
そこでやっと「該当していなくても、送らなきゃいけない書類がある」ことを知り、急いで書類に署名し、郵便で出しました。
さて、その連絡が来た時には「やべえ!」としか思わなかったのですが、書類を書いている時
「わかりにくいよー。該当しなくても、これとこれは絶対送ってって書いてくれればいいのに」
と文句が出たのです。
理解不足である私も悪いのですが、てっきり「通院した場合」だと勘違いしてしまうような書類だったんですね。
該当してないから送り返さなくていいのかな?と放置。一ヶ月半も。
わからなかったら連絡してねって書いてありましたが、私、極度の電話嫌いなんです。これも私の都合ですけど。
わからないというより、該当しないと思っていたので放置してしまった。
でも、聞かなかった私も悪い(そして理解力が低いw)ので、手紙を一筆添えました。
遅くなった謝罪と放置してしまった理由と、してほしかったこと(該当しなくてもこれだけは送ってねという説明のメモ)を同封して送ったんです。
ずっと「私だけが悪いんじゃないのに・・・」とモヤモヤ過ごしたり、その会社名を見て不快な気持ちになるくらいなら、相手にそのことを伝えた方がいいです。
だって、相手は私が勘違いしてたってことも、電話が超絶嫌いだってことも知らないですよね?
相手が自分の状況を知らないだけなのに、一人プリプリしてたら、ただのおかしな人です。
「いやいや、知らないし」って笑っちゃいませんか?すみません、私なら笑います。
それに、お互いが損してますよね?悪いイメージのままというか。
これは面白くないと思ったので、伝えました。
そうしたら、手紙確認後すぐに連絡を頂きましたよ。
次の書類もありましたが、そちらの説明はとてもわかりやすくしてくれましたし。(電話で確認とってくれたし、書面でも説明してくれました!)
言えばやってくれるんですよ。相手だって意地悪したいわけじゃないので。
相手だって「こういう人もいるんだ」と対処法ができるし、見直すこともできますよね?
私も勘違いしてたってことを伝えられたし、次は丁寧に対応してもらえたし、お互い気持ちいい結果となりました。
一人で悶々としていたり、違う人に愚痴をこぼすよりも、きちんと相手に伝えた方がいいですよ!
まとめ
自分のしたことは自分に返ってきます。
なら、されて嬉しいことをすれば、嬉しいことをしてもらえるってことです。
しかも、自分がそれをした時に感謝されたり、笑顔をみせてもらえるので、倍以上の喜びが返ってきますよね?
なので、
- 自分がされて嬉しいことを人にする
- 自分がそれをして気持ちのいいことをする
ということを、心がけましょう!
そして、「してもらいたいこと」は自分でそれを理解するためにも声に出します。
なるべく礼儀をもって相手にも伝えましょう。
「またやってくれない!」と一人でイライラするよりも、ずっと健康的です。
私は今までコンビニエンスストアでスタッフ育成を8年務めていました。
その中で心がけていたことは3つ
- 共通の目的(ビジネスの理念)を作る
- 仕事(チャンス)を与える
- 感謝をする
今回は、この3つを中心に総まとめのお話をしていきますね。
共通の目的(ビジネスの理念)を作る
ステップ2や3でもお話しましたが、人というのは『目的』がないと、どこに向かって進めばいいのかがわからなくなってしまいます。
「とりあえず言われたことをやればいいか」「何となくでも動いていればいいか」
もちろん、とりあえずだろうが何となくだろうが、動けるのはいいことなのですが、やっぱりちょっと味気ないですよね。物足りないというか。
「これがしたい!」「あれをやらなきゃ気が済まない」
というくらいの目的があった方が、向ける力も違います。達成感も変わります。
また、一人一人の力が弱くても、たくさんの人で向かえば、それは大きな力となります。
ビジネスでは、『会社の理念』や『その人の理念』がないと、一緒に働く人の力が分散されてしまいます。
何が自分と合って誰と合わないのか?もわからなくなりますよね。
小さいことでも、目的を作ることで人の行動は変わります。単なる『作業』ではなく、『仕事』になるんです。
集中力も上がります。
人が行動するのには、必ず『理由』があるんです。言葉として表せなくても、ちゃんとあります。
その『理由』が色濃くできるかが、『目的』の有無につながります。
仕事(チャンス)を与える
あなたは、『指導者』というのはどういう人だと思いますか?
男性と女性で『指導』の仕方は若干異なりますが、私はやや男性思考なのでこうです。
男性の指導の仕方って、ほぼこれです。
自分の世界(レベル)に引き上げて、同じことをさせて、力をつけ成長させる。
だから師匠(先生)っていう存在ができる。
その人についていけば、自分のレベルがその人と同等くらいにまであがることができると思う。(ネットビジネスで『メンター』という存在ができたのも、男性の指導がこれだからだと私は思ってます)
反対に女性の指導はこんな感じが多いです。
教わる側のレベルに合わせ、感謝や感覚といった『感情』の認識をさせる。
女性に子育てが得意な人が多いのは、この共感能力が高いからです。
自分が今どの程度のレベルなのか?や、人間関係をうまくするための方法「感謝」や「共感」を、自分がすることで相手に覚え(認識)させます。
簡単に言うと、
男性は相手を自分に合わせようとして、女性は自分を相手に合わせようとします。
子供でもはっきりと分かれるのでおもしろいですよ。
目的を持たせて仕事をさせると、その人は成長する
ここで、実際に行ったトレーニングをお伝えします。
コンビニでの指導が長かったのですが、その中で少し人よりも覚えの遅い男の子がいたんですね。
レジ操作も失敗することが多かったり、品出しにも時間がかかったり、話すことが苦手だったり。
でも、レジ操作や品出しが苦手なだけで、得意なこともちゃんとあるんですよ。
それをちゃんと伸ばしてあげる。
その子は、めちゃくちゃ「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」という挨拶がしっかりできるんです!
出入り口の人に聞こえるくらい声も出てたし、ちゃんとお客様に対して(顔を向けて)言っていました。
なので、その子を「挨拶のリーダー」にしました。
皆の見本になるように、挨拶を率先してやってもらうんです。
たまに周りの人にも「リーダーの挨拶しか聞こえないよ!皆頑張れ!」とげきを出すこともできます。
その子がちゃんと挨拶をしてくれるので、周りにもいい影響を与えることができたんです。
するとですね、挨拶のリーダーということで自信がついたその子は、他の仕事のミスも減ったりできることが増えたんです!
「リーダーになってどうだった?」と聞くと、「皆を引っ張っていかなきゃと思って、頑張ろうと思えました」と答えてくれました。
自信があれば、人は成長できます。
「皆の見本となる」という目的を持たせ、リーダーという仕事を与えたことで、成長できたんです。
できないことを頑張らせるよりも、できることを伸ばしてあげましょう。
感謝する
特に組織に属する人で、誰かを雇っている立場なら、このことは毎日でも意識して行動にうつしてもらいたいです。
インスタにも投稿したことですが、
今自分がその仕事に集中できるのは、他のスタッフ(誰か)が自分の代わりに働いてくれているから
です。
スタッフや社員は作業員ではありません。仲間です。
立場や経験が異なっても、仲間なんです。
これを意識してもっているのといないのとでは、態度に違いが表れますよね。
自分の代わりにやってくれていることに、感謝する。
簡単なことなので、意識してみて下さい!!
人材育成は遺伝子を残すことと同じ
ステップ3でもお話しましたが、私は「子供ができにくい」と過去にお医者さんから言われたことがあります。
でも、絶対にできると思ったんですね。
例え自分の体から生まれてこなくても『子供』はできると思ってました。
それが、この『人材育成』です。
女性が子供を産めば、100%自分の子供だとわかります。
でも、男性は信じるしかありません。検査で結果を見たとしても、信じるか信じないかはその人自身です。
だから、男性が遺伝子を残すことを考えるとしたら、女性に子供を産んでもらうのは大事ですが、それと同じくらい『人材育成』も大事なことなんです。
自分がもっている技・知識・価値観を後世に伝える。伝えてくれるのは『人』です。
これ(人材育成)こそが、遺伝子を残すことだと私は考えています。
私が小説など形にして自分の世界を残したとしても、それを伝えてもらうには人の協力が必要です。
ここは女性に向けてメッセージを残します。
旦那さんやお子さんなど、大切な男性の遺伝子を残そうと思ったら。
その男性が大切にしている(育てている)人達は、皆その人の子供(後世に伝えてくれる人達)です。
その子供達を大切に、一緒に育てていきましょう!
最後に
お疲れ様でした!!
ビジネスの概念から始まり、指導側の立場に立った時のお話も致しました。
まだまだ具体的な事例など、お話することはたくさんありますが、特に大切な部分をピックアップしてきました。
では、今回のまとめです!
人材育成に必要なこと3つ
- 共通の目的(ビジネスの理念)を作る
- 仕事(チャンス)を与える
- 感謝をする