やっぱり、試食や店頭販売で何が大事かって、多くのお客様に集まってもらうことです。
人だかりがあると、それを見た人が「あそこ何やってるの?」と興味が出てくるから。
先日(この記事を書いている前日)、スーパーで買い物をしていたら、試食ありの店頭販売をしているお兄さんに商品を勧められました。
ですが、せっかく買おうと思っていた意欲も失せるくらいとっても残念さんだったので(失礼)、思わず『私ならこれくらいやる』という接客術をお伝えしたいと思います。試食販売も経験済みなので。
今回はその売上UPにつながる接客術を7つのポイントにしてお伝えします。
目次
ポイント1)声は張って、元気よく
まず、スーパーという賑やかな所で小さい声で「どうですか?」なんて、商品に自信がないように見られるのでご法度です。
売る気あるんかい!とつっこんじゃいます。
「これを食べたら、おいしくて幸せな気分になっちゃう♡ってさせるぜ!!」という自信がないといけません。
そんな素敵な品物をお届けするんだと、自信を持ちましょう。
スーパーでは色んな雑音があるので、声を張らないと伝わりにくいです。
あと、元気な人・声の大きい人は自信があるように見えます。せっかくいいものを提供するのだから威勢のいい声を出しましょう。
食と性欲ってつながってるんだから、食べて笑顔になる女性を増やすのは、男性としてとても誇り高くなると思いますけど……と、どマジメな顔して聞いてみました。
ポイント2)自分からどんどん声をかけましょう
商品を眺めた人にだけ声をかけるなんて、草食系過ぎます。
本当に売る気ありますか?(ちなみにケンカは売ってません)
より多くの女性を満足させろ!!男だろ!!と、つっこんじゃいます。
食べて笑顔になる女性の姿が見られるなんて、うはうはじゃないですか。今晩のおかずいらないですよ、きっと。
許容範囲を広げて、ガンガンアピールして下さい。
一番相性がいいのは、熟女のお姉さま方です。
商品を見つめながら、ちょっとおしゃべりを楽しみつつお買い物しているおばちゃん……いえ、熟女のお姉さま方は救世主となってくれます。
せかせか急いで買い物をしている若奥様はいけません。急かされると萎えちゃいますよね?
声をかけたら事故る可能性高いので、ゆっくり歩いて品物を見ている女性(できれば二人以上のグループ)に声をかけます。
ポイント3)盲点? 手招きはかなりの効力です
そして、意外とやらないけど効果的なのが手招き。
ちょっと意外ですよね? 小さいお子様相手なら「おいでおいで」はするかもしれませんが、大人の女性相手にそれは……と思うかもしれません。が、いけるんですよ、これ。私はしょっちゅうではないけどやります。
そりゃあアレですよ。いくら自分好みの顔と肉体だとしても、知らない男性がそこら辺で手招きしていたら絶対に行きません。
でも、場所はスーパー。そして、販売している品物も丸見え。
明らかにその店員さんだとわかれば警戒心はほぼ解かれます。
周りに一人も立ち止まっていない状態なら、やってみてください。単純なことなんですけど皆やらないし、やってみたら本当に意外と来てくれます。
これこそ当たって砕けろでやりましょう。
ポイント4)声をかける時は「味見して下さい」という
よく使われるのが「どうですか?」って言葉だと思います。でも、「どうですか?」ではなく「味見してください」と言いましょう。
これ、本当につっこみたくて仕方ないんですけど、「どうですか?」ってどうですか?
私の接客どうですか?
私と今晩どうですか?
いや、わかってますよ。
恐らく「味はどうですか? 美味しいでしょ? なら買いませんか?」ってことですよね?
でもいきなり「買いませんか?」は引かれると思ったから、「どうですか?」にしたんですよね。
でも、何に対してどうなのかを言わないと。私のようにつっこまれます。
大体、買ってもらおうではなく、試食をしてもらうお客様には最高の広告塔になってもらいましょう。
超大事です。
だから「買わなくてもいいので、味見して『おいしい』かどうか教えて下さい」でいいんです。
ここ、もう少し掘り下げます。
本当にここまで言ってしまうと長いので、
「どうぞ。味見してください」
だけでも十分です。
そこから視線が合ったら、「買わなくてもいいので」と付け足して、さらに止まりそうなら「味の感想を教えて下さい」と言いましょう。
これで、ほぼ止まってくれます。
ここでは買ってもらうことがメインではなく、口コミを広げてもらう・改良点はないかを調べるといった、宣伝(実験検証)をメインに考えます。
売ろう売ろうとすると、お客様そっちのけで儲けだけを考えてしまうので、絶対に売れません。
ビジネスは相手とのコミュニケーションなので、独りよがりはいけませんよね。
最高の広告塔になってもらうというのは、店頭で「おいしいわね」と賑わってもらうことです。
そして、スーパーを出てからもお友達や家族に「ここ、感じよかったわよ」と言ってもらうことです。
試食でそこまでしてもらえるなんて、なんて最高なんでしょう。
それにプラスして、味の感想を頂けるので、次回に「前回の試食会では○○名(試食してくれた人ほぼ全員)のお客様に『おいしい』と言って頂けました!」とポップ(店頭の広告)を書くこともできます。
これも宣伝効果につながりますよね。
ポイント5~7)技術というよりも思考を変える
ポイント5)商品に自信をもつ
これ本当においしいんですよ。私が食べた中でベスト3です。
冷凍だって言われなきゃわかりませんでした。
ええ、危なく夫婦げんかになるところでしたよ。
うっかり、「今日のこれ今までで一番うまい」って言ってしまって。
「はあああああっ?」ってものすごい顔で怒られました。
「じゃあ、もうずっとそれ食べてればいいじゃない!」と私のご飯が冷凍オンリーになるところでした。
ってエピソードを語れるくらい、こその商品に対して自信を持って下さい。
ちなみに我が家のエピソードではありません。
ポイント6)買ってもらうことも大事だけど、広告塔になってもらうことの方が大事
ポイント4でもお伝えしましたが、「買って下さい。お願いします。買って下さい。買って!買って!買って……」って、かなりウザいですよね。ドン引きです。
なんで私が買わなきゃならないのよ! と、反対に怒りを買いかねません。
女性の口コミの拡散力は恐ろしく凄まじいので、こんなゴリ押しは絶対にやらないで下さい。
え? やらないって?
それがですね、言葉にしなくても、体から溢れる気迫で伝わっちゃうんですよ。
なんとな~く、スススーっとお客様がいなくなることってありませんか?
避けて通ってる!?みたいな。
そういう時は、「買ってもらわないと困る」という雰囲気で包まれてしまっているので、「絶対買わなきゃいけないんだったら、近寄らない」とお客様は逃げてしまいます。
「お味みてください」「感想聞かせて下さい」とアンケートをとる気持ちでいると、軽い気持ちで来てくれます。
ポイント7)笑顔は必須!!
接客なのに、笑顔がないとはどういうことか。
本当に売る気あるんかい!とつっこんじゃいます。
笑顔なしで「ありがとうございます」と言われたって、ちっともいいことした気分にならない。
お給料を出しているのは会社かもしれませんが、売上としてお金を出しているのはお客様です。
お客様がお買い物したお金が、巡り巡ってあなたのお給料となります。
ですので、「こんな美味しい物を作ってもらってありがたいなぁ」「それを買ってもらって嬉しいなぁ」と感謝の気持ちをもてば、自然と笑顔になれます。
感謝しているのに無表情の人っていないですからね。
くそマジメにお話したところで、まとめです。
まとめ
- ゆっくりと品物を見ながら歩いているお姉さま方に声をかける
- 話し方ははっきりと、聞きとりやすいスピード(速くならないようにする)と声量で
- 手招き作戦を使う
- 「どうですか?」ではなく「味見してください」と言う
- 商品に自信をもつ!
- 買ってもらうことよりも、広告塔になってもらう!!
- 笑顔は必須!!!
最後の7は販売というよりも、生きていく上で必須です。キリ