もう、この「いい子」って言葉、嫌いでした。
言われた途端にブスッとして
「別に、いい子じゃないし」
と吐き捨てます(笑)
それくらい嫌いでした。
理由は単純。
いい子だから、○○しなさい
と、言われてきたから。
いい子だから、静かにしなさい
いい子だから、言うこときいて
等々など。
いい子だから、何かを我慢しろって言ってくる。
くそ、大人め。と、何度思ったことか(笑)
「いい」というプラスの言葉なのに、全然良く感じない不思議な言葉。
使い方次第で、いい方にも悪い方にも転がるなぁ。
私の母は、超絶いい子
私の母ちゃんの子供時代の話を聞くと、自分と比べて、なんて自由がないんだろうと思う。
じっちゃまもばーちゃんも、すんごい怖かったそうです。
自分の意見なんて言えるわけがない。
全部、親(ばーちゃん)の言う通りに、怒られないように従うだけ。
孫の私が生まれて、じっちゃまは固形のバターからトーストに塗られたバターくらいに柔らかくなったそうな。
孫パワー恐るべし(笑)
ばーちゃんは、私から見ても教育ママ。
勉強第一。
子供が嫌い。
うるさい・汚い・言うこときかないの三拍子揃った悪魔と思ってる。
知ってて、私は毎日のように友達を家に呼んだけどね。まさに悪魔(笑)
いや、ばーちゃんのこと嫌いじゃないし、仲悪くもないですよ?(;´▽`A“
私しかそういうこと出来なかっただけです。
母にとって、私は衝撃的な宇宙人
人って、特に幼少期にされたことって繰り返しやっちゃうじゃないですか。
自分もそうされたんだから、とか。
こういう接し方しかわからない、とか。
で、もれなく私の母も、ばーちゃんにされたことを私にしたんですよ。
反省させるために、ご飯抜き!!とか押し入れに閉じ込める!!とか、外に出す!!とか無視する!!とか。
殴られるはなかったな。叩かれるはあったけど。
痣になるくらいとか、そういう感じではありませんでした。
まあ、そんな反省のさせ方を、宇宙人の私はかわし続けた訳です。
◆ご飯抜き
→じっちゃま達がご飯食べる時に「お腹すいたー」と、自らよそって勝手に食べ始める
◆押し入れに閉じ込める
→そのまま寝始めるか、事前に懐中電灯と漫画を用意しておき、一人の時間を堪能する
◆外に出す
→暗くなっているにも関わらず、近くの公園に向かう。母ちゃん、泣き声が聞こえないことにビビり、総出で探し始める。
(今は変な人多いから危険です。公園に行っちゃダメよ)
◆無視する
→返ってこなくても聞こえてるだろうと、延々と喋りかける。それかベタベタくっつき作戦に出る。それでもダメなら、じっちゃまと楽しく話し始める。
…ふ。私って大人(笑)
まあ、この話をしたら、妹にさすがだねと誉められた。イエイ。
こんな私でも、「いい子だから」は悪魔の呪文
これには、一番最初にかけられた呪いが原因だと思われますが…ここでは言えません(笑)
唯一、私の小説を読んでこの原因を知っている我が心の友は、(気持ち悪くて)「鳥肌がたった」と言ってました。
変な男は、ホントに危険。
過激なことではないけど、30年経った今でも覚えているくらいに影を落としたことであるのに間違いはない。
女の子は女の子で生きるの大変なんです(^^;
手を出す男にも何か問題を抱えてるとしても、それでも女性や子供など、腕力で弱い相手にやっては絶対にダメ。
…と、話がズレました。
この「いい子」ですが、冒頭でも言ったように過去形です。
少しアレンジしましたが、言葉の使い方を変えてみました。
「よしよし」という意味の「いい子」
よしよし、いい子だね
という場面の「いい子」なら好き。
この場合、我慢しなさいということで使っている訳じゃなくて、
それでいいんだよ
そう思ってもいいんだよ
よく頑張ったね
という意味で使われているから。
つまり、その人を認めてる・受けとめてるってことです。
この「いい子」なら大好き(笑)
実はこの話、息子たちに嫌いと言っていた意味で使ってしまい、とっても違和感を抱いたんです。
「いい子だから、言うこときいてよ」
…え?何?今、私が言ったの!?
はー!気持ち悪っ!!<(゚ロ゚;)>
と、なったわけであります(笑)
自分が嫌いなこと(言葉)って、使うとすんごく気持ち悪くなります。
胸やけムカムカ、胃もたれタレタレ、みたいな。
何だか体がダル重になるんです。
・・・また特殊な発言をしてしまいましたか?(;´▽`A“
私自身、とってもシンプルな思考回路をしているので、
自分がされて嫌なことはやらない。
だって、自分も気持ち悪くなるから。
っていうのが、あります(笑)
シンプル・イズ・ザ・ベスト∑d(≧▽≦*)