普段、愛の力で世界を笑顔で満たしたい!と言っている私ですが、
私自身、「正義や愛」だから勝つ!と思っているわけではありません。
ちょっとややこしいことを言いますが、
この世は、力の強い方が勝ちます。
だから、「正義や愛」の力を「悪」とされる力よりも強くしたい!
と思っているということです。
私の好きな戦隊で例える
子供向けなので、最後に「正義や愛」が勝ちますが、その中の過程では、
悪(敵)の力に負ける時だってあります。
今オンエアされている戦隊ヒーロー『ジュウオウジャー』も、
6人目の戦士──みっちゃんは、
「どうせ俺は、そんな資格はないんだ・・・」
っていうネガティブ思考で、小さい時から友達がいなかった。
その心=自分を信じる力が弱かったため、悪の組織のリーダー──ジニスにいいように利用されてしまったわけです。
こんな自分は、誰にも必要とされない。わかってくれない。
この弱さにつけこんだジニスは、みっちゃんを『ゲームを面白くするための一つの駒』として必要とし、
「私は君の全てをわかっているよ」と甘い言葉を吐いて洗脳(自分は良き理解者だと)したわけです。
全てわかるなんてありえない。限りなく近くわかろうとすることはできるだろうけど、自分自身がよくわかってないのに、なぜわかる?
そんなことが出来たら、もはや人ではない。
あ、ジニスは人じゃなかった(*ノ▽゚)ゝテヘ
悪の力に負けたみっちゃんですが、ここで戦隊のリーダー的存在のレッド──大和くんが、友情パワーで彼を救います。
私の好きな19話「信じるのは誰?」ですよ!旦那!
ジニスに利用され、攻撃してくるザ・ワールド(みっちゃん)にイーグル(大和くん)は言います。
大和くん「やめろ!君は、こんな戦い、望んでないだろ」
みっちゃん「望んでるさ!それが、ジニス様の望みだからな!」
大和くん「ジニスの望みなんて、君には関係ないだろ!!」
みっちゃん「・・・ジニス様は俺の理解者だ。俺の全てをわかっている!」
イーグル、ザ・ワールドにめったくそにやられます。
変身するパワーもなく満身創痍ですが、大和くんはみっちゃんを救おうと言い続けます。
大和くん「やっぱりジニスはわかってないよ。だって、君にこんな酷いことをさせてる」
みっちゃん「・・・!」
本当は、みっちゃんは「戦いたくない」って思ってるのに、
それをさせるジニスは間違ってる。
このままジニスを信じていたら、本当に求めていたことが叶わなくなり、何もかもを自分で壊すことになってしまう。
みっちゃんの顔を初めて見た時に、大和くんは助けを求められてることに気付き、懸命に救おうとします。
その後、例の「信じる」というキーワードで洗脳から解き放されるわけです。
つまり、大和くんの『ザ・ワールドを救いたい』っていう気持ちの強さと
みっちゃんの『大和くんの気持ち(言葉)と自分を信じる』強さが、
ジニスの欲望の強さに勝った
ということです。
男の友情は素晴らしい
もう女子の(というか私にとっては)大好物である『男の友情』
男の子が成長するのに、とっても大切で必要なことです。
男の子は、高校卒業するまでに、
友達を作って、色んな経験を重ねていく必要があります。
今回の大和くんが
間違ってることを正して、みっちゃんを救ったように、
友達が抱えている問題に向き合い、解決していくことで、
男性というのは自分に自信がつき、誇りがもてます。
だからね、男性と社会は切り離せないんだよ~って、日頃言ってるんです(笑)
ここの問題を解決していく時に、見本となるのが大人です。(特に男性の大人)
男性には自分の経験談を若い男性(少年)に教えていくという、言っちゃえば義務=使命みたいなものがあります。
自分の生き様を、少年たちに見せるってことです。
少年たちは、友達と考えながら誰が見本となるかを決めます。
ぎゃーぎゃー騒いだり、逆に引きこもったりするのは、
周りにいい見本となる大人がいないからです。
プラス、友達同士『助け合い』が出来なくて、いい見本となる大人に気付けないからです。
女性がいい見本となることもできますが、
それは素直な女性にしか出来ないし、
基本的に女性にとって『男性はカッコいいけど、怖い(ところもある)』存在なので、なかなか難しいです。
ましてや、中学生くらいじゃ腕力的に勝てませんからね。
っていうか、大人の男性ができるのに、やらないで女性に任せてたら、カッコ悪くないですか?(笑)
あ、ちょっとココ、本音が漏れました(笑)
まとめ
余談
最後の最後にこの話をするってところが、実に私らしいのですが、
この19話のザ・ワールドのスーツアクターさんは、いつもの高田さんではなく、蔦宗正人(つたむね まさと)さんが代役をされています。
私は藤井さんだとばかり思ってしまい(その後の皆集まって「ジュウオウジャー!」と言ってる所は蔦宗さんじゃないはずだから)、その旨を書いてしまいました・・・すみません。
こんなことがないように、戦隊のパンフレットを買いました!!
以後気をつけます!!
でも、藤井さんだと思ってしまったことがショック大です!!!
くっそー!修行が足りん!!
そして、蔦宗さんも要チェックアクターさんであることは間違いないです!!
読んでくれて戦キューヾ(*´▽`*)マタネー♪
この世は、力の強い方が勝つ。
でも、ここで勘違いして欲しくないのが、負けることが悪いんじゃないってこと。
負けたって、やり直せばそれでいい。
誰かに助けを求めたっていい。
そのまんまにして、見ないふりをするのが、一番ダメ。
やってもいいけど、一歩も前には進みません。
戦隊ヒーローは、正義や愛が勝つように作られているけど、
それは、現実がクソムカツクように出来ているからじゃない。
「正直者がバカをみる」わけでもない。
悪となる対象に、どうやって勝つか・生き抜くかってことのヒントを、
子供たちに映像として具体的に見せているのである。