男性向け・女性向けの記事を書く時のアドバイス(添削)で、私が質問していることなのですが、
いくつかある中で、こんなものがあります。
「この記事で一番伝えたいこと&感情は何ですか?」
実はこれが、記事を書く上でキモとなる部分なんです。
これが自分でわかっていないと、記事全体がぼやけた印象になってしまいます。
つまり、誰にも引っかからないってこと。
タイトルや記事の内容、読ませる順番(見せ方)だって変わってきます。
それが何故かというと、
- 伝えたいこと=検索されるキーワード
- 伝えたい感情=記事の内容そのもの。読む人への引っかかり
となるからです。
そして、それを決めていくのに鍵となるのがペルソナなんです。
今回は、そんなタイトルの付け方とペルソナについてお話します。
ペルソナ設定って結局どうやるの?
エロい気持ちでって言いましたけど、本当にペルソナとあははうふふなことを考えるわけじゃないですよ?
「スゴい エロいな お前=SEO」って言われるくらい、ペルソナの気持ちや状況を細かく深く掘り下げるってことです。
例えば、夫の浮気調査を考えてる小さい子供が2人いる30代ママをペルソナにするとします。
ここで年代や家族構成まで考えてペルソナが出来たー!!と浮かれてやしませんか?
甘い!!
ガムシロップを5杯入れたタピオカミルクティーくらい甘い!!
飲んだことないけど。
結構深く考えているように思えますが、まだまだです。
確かに、「その記事で伝えたいこと=検索されるキーワード」は「夫 浮気調査」と設定されていますが、肝心の記事の内容となる「感情」が決まっておりません。
特に女性向けに記事を書く場合、この「感情」の部分は切っても切り離せません。
ペルソナ設定は
◆どんなタイプの人に
◆どうなって欲しいのか
◆また、自分はその人に何をしたいのか
という、この3つの質問を考えないと設定したとは言えません。
先程も言いましたが、これをしっかりと決めないと、記事の内容はおろか、タイトルにも文頭に書く『共感』の内容にも、読ませる順番(アプローチの仕方)も決まりません。
全体がぼやけてしまって、誰の心にも引っかからない=読まれないという事態が起こってしまいます。2回言ったので超重要です、ここ。
今回は「夫の浮気調査を考えている小さい子供2人の30代ママ」という設定ですが、
このママさん、そもそも浮気調査をして『離婚したい』と思っているのか、『離婚はしたくない』と思っているのか、どっちだと思いますか?
ここでだいぶ違います。
だって、
- 夫が許せないくらい嫌いなのか
- 夫を許せるくらい好きなのか
って真逆ですよね?
1のタイプなら、ガンガン浮気調査をする方法から、自分に有利になるように離婚できる内容の記事になりますが、
2のタイプなら、今までのことは水に流すから、これ以上は浮気をしないようにする方法を書く内容になりますよね?
これ、全然違います。
こうなってくると、タイトルだって本題に入る最初のとっかかりの文章だって変わってくるのがわかりますよね。
だからペルソナって、
まずどんなタイプ(どんな望みを持っている人)なのか?を考え、
その人にどうなって欲しくて、自分はどうするのか?を決めていくんです。
この場合だと、
- 1のタイプには、自分が有利となる離婚をすることへのアドバイスで
- 2のタイプには、調査にかける費用を夫が浮気しない方法にすることへのアドバイスとなります。
書く内容が決まったら、タイトルを考える
タイトルには「キーワード」を含めることも大事ですが、私はそれ以上にどんなタイプの人のどの感情に訴えかけるか?ということの方を重視しています。
先程の2タイプのママさんで考えましょう。
1のタイプのママさんは、とにかく夫に対しての怒りが強いので、タイトルにもその怒りを込めます。
「許せない!浮気夫にギャフンと言わせて離婚したいなら、浮気調査を頼もう!」
2のタイプのママさんなら、夫は好きだし、これ以上の浮気をやめて欲しいということなので、タイトルはこんな感じ。
「夫と別れたくないのなら。浮気調査で真偽を確かめるよりも、夫が浮気をしなくなる方法を知りたいとは思いませんか?」
・・・ちょっと回りくどいかな?もう少し勉強しますw
とまあ、内容が変わるのでタイトルも当然響くところが違いますよね?
タイトルでは、ペルソナの感情を代弁するようにつけるといいですよ!
リード文と呼ばれる、冒頭文もペルソナによって変わる
そして、男女によっても変わりますw
- 男性向けの場合は、文頭に「結果=答え」を書きますが、
- 女性向けの場合は、とにかく「共感できること」を書かないといけません。
ガチです。
女性は最初の冒頭文でがっちりとハート(感情)を掴まないと、その続きを読んでくれません。
女性の世界は「白」か「黒」です。
最初の何行かで、「私の気持ちがわかってくれるかどうか」を判断します。
ダメだと思ったら見向きもしません。
それくらい、はっきりしています。
ここでもママさんペルソナは続きますが、
1のタイプなら「浮気するなんて許せない」や「あなたは我慢してるのに、自分(夫)だけ遊び呆けてるなんてひどい」というような共感を得られるようにします。
男性は反論したくてウズウズすると思いますが、ペルソナの気持ちに寄りそうという意味では、ここは一般論でもいいので共感できる部分を書かないとダメです。
男性の気持ちを代弁するような反論はご法度です。私は女性だから言うけどね。(男性が男性を弁解しても逆効果なのでやめましょう)
2のタイプのママさんなら「浮気は悲しいですよね。ショックですよね」という悲しい気持ちを共感することはもちろんなのですが、「でも、夫のことが好きなんですよね?」⇒「これ以上、浮気をして欲しくないですよね」という本音の部分を代弁してあげます。
浮気調査を考えているけど、本当に浮気していると知るのが怖いんです。嫌なんです。別れたくないから。
だから、「浮気調査」という単語を調べていたとしても、必ずしも「夫が嫌い」なわけではないということです。
男性にとっては、ここが女心の複雑な所かもしれません。
「夫の態度がおかしいから、浮気調査をした方がいいのかな?でもしていたら嫌だな」と思ってどうしたらいいのかわからなくなってる状態なだけなんです。本音は「浮気して欲しくない」です。
こういったように、ちょっと隠れた女性の感情を読んで代弁したり、気持ち(その女性自身)を認めることが、冒頭では重要になります。
ここで、いわゆる「つかみはOK」となったら、あとは方法などのアドバイスに進んでいきましょう。
まとめ
今回、ペルソナを女性にして話を進めましたが、女性の方がより複雑な書き方となるのであえて例えとして出しただけです。
男性向けであったとしても、冒頭文で「共感」を言い最後の一文などに「答え」を付け加えればいいだけで、結果としてペルソナの設定や記事の内容・タイトルの付け方にそんな違いはありません。
男性向けにだって、「共感」は必要ですからね。
女性の方がより複雑で細かい(深い)っていうだけです。
詳しくは【実は私計算高い女なんです。男女別に、記事の書き方を教えちゃうよ!】をご覧ください。
参考になると嬉しいなぁ。
ではでは、読んでくれて戦キューヾ(*´▽`*)マタネー♪