Facebookの個人的なイベントとして立てたことがあるのですが、備忘録として残しておきます。
2017年8月に行われたauの「ガラケー充電イベントサービス」ってご存知ですか?
ざっくりと言うと、放電してしまって充電ができない=使えなくなってしまった携帯電話(通称ガラケー)を、au以外のキャリア会社のものでも無料で充電しますよ、というサービスです。
充電をして再起動し、ガラケーの中に残っている写真などを復活させよう!って試みです。
目次
このイベントに興奮した私は、こんなことをFacebookで呟きました
このauの「ガラケー充電イベントサービス」って、自社の宣伝としてめちゃくちゃうまいし、強力な無料オファーだと思いました。
- 古くて充電できないガラケーを、特殊な機械で充電して再起動ができる!
- 赤外線機能があれば、その携帯電話の中に入っている画像を、1枚プリントアウトしてくれる!
- 他のお店の機種でも対応!
- そして無料!!
諦めていたことに再チャレンジできるという希望と、達成した時の嬉しいという感動を得られて、しかも無料というところで、このイベントに参加した人達は大大大満足ですよね。
ただ、復活できなかった時のがっかりは仕方ないけど、事前にわかっていること&元々あきらめていたことなので、失敗に終わっても大きな悪いイメージってもたれないと思う。
このイベント考えた人誰だろう?
めっちゃ頭いいな。
ガラケーが復活した時の感動って、ものすごく大きいと思うし、しかもこのイベント参加者は女性が多いはず。
つまり、プラスの口コミが拡散しやすい。
auに対していい印象しか残らないから、今後の発展に大きく貢献する。
やべー。すげーぞ、考えた人。
↓こんな感じで
==============
・完全放電してしまうと、充電できない
⇒特殊な機械で充電可能!(但し、バッテリーや本体自体が壊れていると、当然だけどアウト)
⇒★もしかしたらという、諦めが希望に変わる(プラスの感情が働く)
・他のお店の機種にも対応
⇒auユーザーだけではないところで、顧客獲得の幅を広げた
⇒★機種変や新規での顧客層がアップ!
・赤外線通信ができれば、1枚プリントアウト
⇒プリンターのある場所に行かなくてもいい。その場で即解決!
⇒★その場でというスピード対応。お客様の手間を省くことができる(1枚でも)。形として目に見えてわかる。
・無料で受けられる
⇒もしダメだとしても、料金をとっていないので、マイナスにならない
⇒★お客様のリスクの削除
==============
やべーーー!!!
めっちゃ頭いい!!!
この投稿で何人かのお友達とコメントのやりとりをしたのですが、楽しくなってきた私はFacebookイベントを起こします。
Facebookイベント
私の考えやらをそのままコピペすると、
自社の宣伝としてめちゃくちゃうまいし、強力な無料オファーだと思ったので、これをうまく自分のサービスにつなげられないかな?と考えました。
<auのイベント内容>
・古くて充電できないガラケーを、特殊な機械で充電して再起動ができる!
・赤外線機能があれば、その携帯電話の中に入っている画像を、1枚プリントアウトしてくれる!
・他のお店の機種でも対応!
・そして無料!!=================
このサービス(無料オファー)を見て、皆さんの意見を投稿して下さい!
①このauのサービスのいいところ=メリット
②自分が思う「お客様が得られたベネフィット」※お客様はどんな感動を体験したか?ということです
③このサービスを考えた人は、どういう流れで考えたんだろう?私が上記であげたイベント内容は『特徴』です。
ここから、『メリット』(デメリット)・『ベネフィット』を考えてみましょう!
そして、その考えを投稿してもらいます。
そこで出た意見を元に、次に自分のサービスで考えてみよう!という流れです。
①このauのサービスのいいところ=メリット
・完全放電したガラケーに充電できる
⇒再起動できないと思われてたガラケーが再起動できる!
・他のお店の機種にも対応
⇒auユーザーでなくてもサービスを受けられる!
・赤外線通信ができれば、1枚プリントアウト
⇒プリンターのある場所に行かなくてもいい。その場で即解決!
・無料で受けられる
⇒もしダメだとしても、料金をとっていないので、マイナスにならない
②自分が思う「お客様が得られたベネフィット」
・充電⇒再起動ができる
★思い出が復活する。諦めていたことが希望になる。ワクワクした気持ちになれる。=プラスの感情が働く
・他店の機種⇒auユーザーでなくても受けられる
★お客様の不安の解消。他店のユーザーのがっかりがなくなった。
・プリントアウト⇒その場で解決。負担の軽減
★その場ですぐに思い出の写真を見ることが出来て、思い出に浸ることができる。嬉しい気持ちが増える。
・無料⇒マイナスにならない
★元から動かなかった物で、「壊される」や「お金をとられた」というリスクがない。
③このサービスを考えた人は、どういう流れで考えたんだろう?
- 企画を考えた人に「ガラケーが起動しなくて、中にある写真(思い出)が見られなくて寂しい」という悩みを打ち明けた身近な人がいる
- 企画を考えた人は、その身近な人の悩みを解決したい!と思った
- それを会社もプラスになるようにと考えた時、悩んでいる人を客観的な目で見た
- 悩んでいる人は、50代女性だった
- 女性にとっての無料オファーは、男性へのアプローチとは違うことを知っていた
- 女性への無料オファーは「価値」よりも、それを体験して(イベントでも読み物でも)「気持ちがいいか?」を重視した方が確実
- そして、女性へはその場で契約とか、販売・営業を感じとらせてはいけない(男性よりも判断力が弱いので、あとになって悪いイメージがつきやすくなってしまう)
- 「できないことはできない」としていた
- 一枚プリントアウトして、綺麗な台紙に入れてくれるという「おもてなし」が、「思い出を大切にされたようで嬉しい」という気持ちになることに気付いた女性がいた
- このイベントで利益を上げようとは思わなかった(売上をたてようとしなかった)
- これらの企画にOKを出した上司(おそらく男性)がいた
つまり、最低でも4人の力は必要だったってことです。
1)悩んでいる人
2)企画を考えた人(男性っぽい)
3)企画をよりよいものにおもてなし要素を入れた女性
4)企画にGoサインを出した(男性)上司
やっぱり集客をする・アピールをするというのは、色んな視点があった方がいいです。
それをどう組み合わせるか?切り捨てるか?という判断は男性の方が得意だし、任せれば間違いないと思っています。
女性の視点は、男性が気付かない「おもてなし」要素の部分です。特に、男性が女性へアプローチするなら、女性の視点は必要。
このイベント、実際に女性が多く利用したことから、ターゲット(悩みを持っていた人)は女性だっただろうなと思ってます。
なぜ、私はサービスがどう作られたか?というイベントを企画したのか
このauのイベントで一番スゲーと思ったのは、
「自社に対する好感度を、全体的に底上げした」
ってこと。
これなら、今後のサービスで(言葉が悪いけど)「何を売っても売れる」という状態になります。
そこまでいくかどうかは別として、考え方は同じです。
自社のイメージをアップさせれば、物は売れる。
結局、人柄で人はサービスを受けるから。
いいものや参考になることって、どんどん取り入れていくといいと思います。
私は、この無料オファーめちゃめちゃいい!と確信したから、皆に意見を求めました。
特に、③のどうやって考えられた?っていうのは、めっちゃ使えるなと。
で、企業だからっていうのもあるけど、auがこのイベントをするには、たくさん会議をしていたはず。
誰かのアイディアのおかげだけど、それを実行した組織の(他の人の)協力があったからこそ。つまり!
ここで自分の意見を出して、人の意見・アドバイスや協力があれば、auのような強力なオファーができるってことです。
だから企画しました。熱いな私はw
結構、何度も言ってますが(笑)
ビジネスは相手とのコミュニケーションなので(社内・顧客問わず)、協力していくのがいいなぁと思いました。
自分の得意なことは頑張って、できないところはやってもらって。
それでいいんじゃないでしょうか(笑)
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